雨漏り被害が「天井が落ちる」原因に！？落下の前兆・サインや対処法とは？

住宅で発生する雨漏りと言えば、雨染みやポタポタと水の滴る被害などの印象が強いですよね。
ですが、そうした天井からの雨漏りを放置してしまう事は、最悪の場合「天井の落下・崩落」に繋がってしまう場合があります。

そこで、この記事では雨漏り被害が天井の落下・崩落に繋がる理由をはじめ、そのや前兆・サインや対処方法について詳しい情報を解説いたします。

雨漏りで天井が落ちる理由

雨漏りが始まると構造部に浸水した雨水は天井に到達し、そこに滞留することになります。
一般的に天井は木材や石膏ボードなどの素材で作られており、水分を吸収するとその強度が大きく低下します。

また、水分は腐食・錆の発生の原因となりますので、その周辺の構造自体にダメージを及ぼします。
雨漏りによる天井の落下は天井材・構造部の劣化が著しく進行し、水の重みに耐えられなくなる事で発生します。

雨漏りで天井が落ちる前兆・サイン

浸水による天井の落下は天井材や周辺構造部の劣化によって引き起こされますが、多くの場合にはその前兆・サインとも呼べる浸水被害が生じます。
そこで、次に天井が落ちる前兆・サインとも呼べる雨漏り被害についてご紹介いたします！

変色やシミ

雨漏りの発生を初めて認識する症状として最も多いのが、天井の変色・シミなどの症状です！
　
最初は小さなシミも、時間が経つにつれて広がっていきます。
シミが広がるということはすでに天井内部で水分が滞留し始めている証拠であり、その周辺はダメージを受けています。

また、一般的に雨漏りによって生じるシミの色は黄色・茶色に近い色が多いといされています。

　・天井に見覚えのないシミが出来た
　・シミの色が黄色・茶色に近い
　・雨天時にシミが広がる

上記の様な症状が発生した場合には浸水している可能性が高い為、信頼できる施工業者へ点検を依頼しましょう。

水滴の滴り落ち・クロスの剥がれ

水滴が滴り落ちてくる場合、天井材が吸水できる以上の水分が滞留している状態です。
そのため、室内から目視で確認できる以上に天井内部で浸水被害が広がっている可能性が高いです！

また、浸水した水分はクロスの剥がれも引き起こしますので、室内景観においても大きな悪影響を及ぼします。

たるみ・膨らみ

木材・石膏ボードなど吸湿性の高い素材で作られた天井は、水分を多く含むことで重みが増していきます。
その重みに耐えられなくなることで発生するのが、天井のたるみ・膨らみです。

たるみや膨らみが発生しているような状態は「天井が落ちる可能性の高い危険な状態」ですので、一刻も早く専門業者へ相談されることをおすすめいたします。

天井の雨漏りを放置するリスク

天井の雨漏りの放置は「崩落や落下」といった重大な危険を引き起こすしますが、そのリスクはそれだけに留まりません。

カビの発生

単なるシミと誤認される事も多いのですが、カビの発生も雨漏りによって発生する大きなリスクです。
浸水被害を受けている天井は湿度が高くなり、カビが繁殖しやすい環境を作り出してしまいます。

湿気が多い場所で急速に成長して黒い斑点のように現れますが、問題となるのが健康被害に繋がることです！
空気中に漂うカビの胞子を吸引する事は、アレルギー症状・喘息を引き起こす要因となります。

特に小さいお子様・ご高齢の方への影響は大きい為、ご同居されている場合には注意が必要です。

住宅構造部の劣化・耐久性の低下

浸水した水分は、その経路となる住宅構造部においても大きなダメージを及ぼします。
特に柱などに使用される木材は水分に弱いため湿ると腐敗しやすく、耐久性も大幅に低下します。

また、湿気が長期間残ることで白アリ（シロアリ）の発生リスクも高まります。
シロアリは木材を食害し建物の強度を著しく損なうため、こちらも住宅全体の構造に深刻な影響を及ぼす恐れがあります。

雨漏り被害は、絶対に放置しないようにしましょう！

雨漏りで天井が落ちた際の対処法

それでは、実際に雨漏りで天井が落ちてしまった場合にはどうすればよいのでしょうか。
次に、浸水被害によって天井が崩落してしまった場合の対処法をご紹介いたします。

①応急処置

雨漏りによって天井が落下してしまった場合、まずは出来る限りの範囲で応急処置を施しましょう。

天井材の落下と併せ、溜まっている大量の雨水が一緒に流れてくる場合もあります。
タオルや吸水マットなどで水分をふき取り、漏電の危険がある電化製品なども移動させておくことが大切です。

また、雨水の原因を解決しない限り浸水が止まる事はありませんので、天井材が落下した箇所からの水の滴りは引き続き発生します。
こちらもバケツや容器などで受け止め、被害の広がりを止めましょう。

ただし、浸水が天井内部の広範囲に渡って発生している場合、他の天井材も落下してしまう危険性もあります。
処置を行う上で少しでも危険を感じた場合には、無理をせずに専門業者へ依頼しましょう。

②専門業者へ連絡

被害を最小限に抑える応急処置が落ち着いたら、専門業者へ連絡しましょう。
初めてのことでご不安かもしれませんが、

　・被害範囲・状況
　・いつ頃から雨漏りの兆候が発生していたか？
　・気になる事・不安点や聞いておきたいこと

を先にまとめておけば、スムーズに状況を説明出来るため安心です。

また、この時大切となるのが、「雨漏りを解決出来る業者」に連絡する事です。
内装リフォームはもちろんですが、その原因となった雨漏りの調査・修理をしっかりと行ってくれる施工業者に依頼するようにしましょう。

信頼できる雨漏り修理業者を見極める３つのポイント

雨漏りの解決において非常に重要となるのが、業者の選定です。
しかし、特にはじめて修理依頼する場合には「どの業者が信頼できるか分からない...」という方も多く、そのハードルの高さから修理を後回しにしてしまっている方も多いと思います。

そこで、信頼できる雨漏り修理業者を見極める３つのポイントについてご紹介いたします。

①雨漏りの調査・施工事例

施工業者の多くは自社のHPに雨漏り調査や施工事例を掲載しています。
調査・施工方法の提案～施工の様子まで確認出来る為、施工業者の提案力・技術力をチェックしましょう。

この時、「ご自宅の被害と似たような事例」を確認することでさらに安心できます。

対応可能な雨漏り調査の種類

一口に「雨漏り調査の方法」と言っても、その種類は様々です。
目視調査を基本として、散水試験やサーモグラフィカメラなどそれぞれの特性を持った調査方法が存在します。

もちろん調査方法の豊富さがそのまま「良い業者」に繋がる訳ではありません。
しかし、それぞれの強みを活かした調査方法の併用は、難航する事の多い雨漏り調査の効率・制度を大きく向上する事ができます。

以下は、「雨漏り専門赤外線・非破壊検査.com」で対応可能な「散水試験」「サーモグラフィカメラ」による調査の強みです。

散水試験による雨漏り調査

ホースで浸水が疑われる場所に直接水を掛け、発生を確認する調査です。
実際の雨漏り発生状況を確認出来るため、精度が高くピンポイントで浸水箇所を特定する事が出来ます。

原始的な方法ではありますが、非常に信頼できる調査の方法です！

サーモグラフィカメラによる雨漏り調査

サーモグラフィカメラは、撮影した被写体の表面温度を可視化する装置です。
水分を含んだ場所は周辺と比較して温度が低下する為、浸水範囲・経路を特定する事が出来ます。

サーモグラフィカメラの強みは、天井・壁内部の浸水状況を非破壊で調査できる事です！
特に、アパート・マンションなどの調査が難航しやすい大型建造物の雨漏り調査に適しています。

③相見積もり

相見積もりとは、複数の施工業者に見積もりを依頼して比較する方法です。

　・価格
　・担当者の対応力・提案力
　・見積もりの詳細さ

などをチェックする事で、より良い業者を選定する事が出来ます。

ただし注意点として、相見積もりの目的は「工事価格を下げる事」ではありません！
安く請け負ってくれる業者では無く、良い工事をしてくれる業者を選定しましょうね。

雨漏りはDIYで修理できる？

雨漏り被害にお困りの方の中には、DIYによる修理をご検討されている方もいらっしゃると思います。

しかし、雨漏り専門赤外線・非破壊検査.comでは、基本的にDIYによるお住まいの修繕をおすすめしておりません。

まず、住宅の浸水は屋根・外壁・ベランダ・窓サッシなど浸水は様々な場所から発生します。
その為、根本的な原因となる雨漏り発生箇所の特定は非常に難しいです。

また、たとえ浸水箇所が特定できたとしても、その修繕には専門的な技術・経験が必要不可欠です。
ご自分で無理に修繕をする事は問題を解決できないばかりか、結果的に修理費用を大きくしてしまう可能性もあります。

雨漏りのお困り事は、ぜひ雨漏り専門赤外線・非破壊検査.comにお任せください！

浸水による天井落下の対策は「放置」をしないこと！

今回は雨漏りによる天井の落下にスポットをあて、詳しくご紹介させていただきました。
雨漏りによる天井の落下を防ぐただ一つの対策は、「雨漏りを放置しない事」に限ります！

多くの場合において天井が落下する前には前兆・サインと言える症状が発生しますので、そうした症状を放置しないようにしましょう。

また、たとえ天井の雨染みが軽微であったとしても、内部では浸水が想像以上に浸水が広がっている事も非常に多いです。
些細な兆候・サインでも見逃さず、お早めに私達「雨漏り専門赤外線・非破壊検査.com」へご相談下さい！