工事のきっかけ
世田谷区経堂で工場を営むお客様より、「屋根の老朽化による雨漏りを修理してほしい」というご依頼をいただきました。
調査の結果、屋根にはポリカーボネート製の波板が使われており、雨漏りが発生している部分の近くにはエアコンの室外機が設置されていました。
この室外機はC型チャンネルに荷重をかける形で取り付けられていましたが、経年劣化でポリカーボネート製の波板が重みに耐えられなくなっていたようです(>_<)
今回は明るさ・耐久性を兼ね備える方法として、中央部分を「ポリカーボネート製波板」・両サイドにより強度のある「ガルバリウム鋼板波板」を使用した葺き替え工事をご提案させて頂きました!
今回はドローンで屋根全体を確認させていただいた上、その後に屋根に上って調査をさせていただきました。
工場の冷却用に設置されたエアコンの室外機は相当な重さがあり、その荷重は屋根下地の軽量鉄骨にかかる構造となっています。
しかし、ポリカーボネートの厚さはわずか
0.7mmしかなく、最初は問題なくても時間が経つと重さに耐えられなくなることがあります。
そうした負荷による屋根の損傷が、今回の雨漏りの原因となっていると推測されます(>_<)
お客様のご要望としては、
「全面ポリカ波板でなくとも大丈夫です」とのことでした。
そこで今回は、屋根の中央部分に光を取り入れる目的でポリカーボネート・両側にはガルバリウム鋼板製の波板を使用して葺き替え工事を施工させて頂くこととなりました。
それでは、次に工事の様子を詳しくご紹介いたします!
足場の仮設完了後、まずはポリカ波板の撤去を進めていきます!
エアコンの室外機を一時的に撤去する為、今回は
ユニック車で吊り上げました。
固定用のフックボルトを取り外していきますが、その周囲の波板は劣化して
裂けが生じている部分もありました(>_<)
工場では熱気が伴う作業があるとの事でしたので、それによる温度変化が原因と思われます。
ポリカ波板撤去後、工場屋根の両サイドにあたるガルバリウム鋼板波板を敷設していきます(^^)/
波板を敷設する際は、建物の収まりをしっかりと確認しながら作業を進めていくことが重要です!
多少のズレが後に
大きなズレを引き起こす原因にもなりますので、丁寧にしていきます。
波板の壁際部分は、画像の様に工具を使用して立ち上げます!
雨水の浸水を防止する為にも、縦葺き屋根はこうした処理が非常に大切です。
雨押え板金は、既存の物を使用させて頂きました。
ガルバリウム鋼板波板と併せ、ポリカ波板屋根を設置いたします!
今回は合計10枚の波板を使用しましたが、工場の中心部にあたる3枚が明り取りの為にポリカ波板を使用させて頂きました。
ポリカ波板は耐久性に優れる素材ですが、それでもエアコンの室外機の重量を支えるのには
大きな不安がある材料です(>_<)
室外機はガルバリウム鋼板波板の上に設置されますので、今後はそうした心配も無くなります(#^^#)
設置した波板屋根の固定の様子です!
波板はビスによって固定されますが、
波板形状に合う傘・パッキンの働きにより雨漏りの心配はありません(#^^#)
また、既存の屋根材の固定の為に使用されていたフックボルトには錆が見られましたが、今回は錆びに強い
ステンレス製ビスを使用させて頂きましたので安心です!
以上で、工場波板屋根の葺き替え工事が完工です!
雨漏りの心配が無くなった事はもちろん、既存の状態よりも耐久性が大きく向上したことからお客さまにも大変お喜び頂きました(^^)/
私達は、一般的なお住まいはもちろん、今回ご紹介をさせていただいた工場屋根の雨漏り調査・修繕工事にも幅広くご対応可能です。
お電話・メールにてぜひお気軽にご相談下さい!
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